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ピアノの引っ越しで後悔しないために|費用相場と知っておきたい注意点

ピアノの引っ越しを検討したときに、「どの業者に頼めば安心か」「費用はどのくらいかかるのか」など、気になる点が出てくるのではないでしょうか。

ピアノは見た目以上に繊細で、ちょっとした衝撃や揺れでも音に影響が出ることがあります。しかも重さもあり、種類によって運び方も大きく異なります。

ピアノを安全に運ぶためには、事前の準備や業者選びが非常に大切です。

本記事では、ピアノの引っ越しに関する基本的な知識や注意点を、分かりやすくご紹介します。

お客様の声

ピアノの引っ越しの作業内容について

ピアノの引っ越しは、一般的な家具や家電のように簡単には運べない事情があります。

ピアノの種類ごとの違いや、専門業者に頼む理由など、知っておきたいポイントをご紹介します。

どうしてピアノは普通の引っ越しでは運べない?

ピアノはとても重く、アップライトで約200〜250kg、グランドだと300kg以上になることもあります。

見た目以上に繊細で、ほんの少しの揺れや衝撃でも音が変わったり、内部のパーツがズレたりする恐れがあります。

また、重さのバランスも特殊で、運ぶときに倒れやすい形をしているのが特徴です。

上記の理由から、ピアノは普通の引っ越しの荷物と同じようには扱えません。

ピアノを安全に運ぶには、専門の知識と専用の機材が必要となるため、専門業者への依頼が一般的です。

アップライト・グランド・電子ピアノの違い

ピアノにはいくつかの種類があり、それぞれ大きさや重さ、運び方も異なります。

以下の表で特徴を分かりやすくまとめました。

種類 特徴 重さの目安 運搬のしやすさ
アップライト 縦型。家庭に多く置かれる。 約200~250kg 比較的運びやすい
グランド 横に広く音が本格的。演奏向き。 約300~420kg 運搬にはクレーンが必要なことも
電子ピアノ 音はスピーカーから出るタイプ。 約30~70kg 小型なら自家用車で可

重さだけでなく、内部構造も違うため、種類に合った運搬方法が求められます。

特にグランドピアノは搬出経路によっては特殊作業が必要になることもあります。

専門業者と引っ越し業者、どう違う?

ピアノの運送を依頼できる業者は、大きく「専門業者」と「引っ越し業者」に分けられます。

それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
専門業者の特徴

  • ピアノに詳しいスタッフが対応
  • 専用の道具や技術を持っている
  • 調律やクリーニングなどのオプションも対応
  • ただし、業者の数が限られていて、比較がしにくいことも

引っ越し業者の特徴

  • 荷物とまとめてピアノも見積もりできる
  • 窓口を一つにまとめられて楽
  • 実際の運搬は提携の専門業者が行うケースが多い
  • ピアノだけ頼むと、専門業者より料金が割高になることも

「どちらが良いか」は、引っ越し全体の予定やピアノの状態によって変わってきます。

それぞれ、気になる業者に問い合わせや見積もりを依頼するとよいでしょう。

ピアノの引っ越しの料金相場と追加費用について

ピアノを運ぶ際の料金は、「ピアノの種類」や「移動距離」、「作業のしやすさ」などによって大きく変わってきます。

まずは、代表的な料金相場を見てみましょう。
ピアノ運送の基本料金(距離ごとの目安)

ピアノの種類 ~10km ~40km ~80km ~120km 以上
アップライトピアノ 約 18,000 円 約 24,000 円 約 35,000 円 約 38,000 円
グランドピアノ 約 32,000 円 約 40,000 円 約 62,000 円 約 68,000 円
電子ピアノ・エレクトーン 約 13,000 円 約 18,000 円 約 27,000 円 約 32,000 円

アップライトピアノは高さが110〜131cmほどで、箱型の比較的コンパクトなタイプです。

グランドピアノはより大型で重く、搬出や搬入に手間がかかるため、費用も高くなる傾向があります。

電子ピアノやエレクトーンは軽量で作業しやすいため、料金は抑え目です。
状況に応じてかかる追加費用の例
運送の際に下記のような条件がある場合は、オプション料金が発生することがあります。

  • 階段作業
    アップライトピアノ:約10,000円/グランドピアノ:約16,000円
  • クレーン(ユニック車)利用
    アップライト:約10,000円/グランド:約18,000円
  • エレベーター作業
    アップライト:約1,000円/グランド:約5,000円

また、ピアノの運送後には音のズレを直すための「調律」や、キズやホコリを落とす「クリーニング」を依頼することもできます(こちらは別料金です)。

ピアノはとても繊細な楽器なので、距離や重さだけでなく、周囲の環境にも配慮した運送計画が必要になります。

事前に見積もりを依頼し、追加費用がかかる可能性もしっかり確認しておくのがおすすめです。

ピアノの引越しの見積もり前にやっておくこと

ピアノの引っ越しをお願いする前に、作業周りの条件や希望を、事前に整理しておくと安心です。

階数・搬出経路・設置場所をチェックする

ピアノを安全に、出来るだけスムーズに引っ越すためには、事前の情報整理が欠かせません。

特に、建物の階数やエレベーターの有無、玄関や階段の幅といった搬出・搬入経路の確認は、見積もり額にも直結します。

例えば、2階以上でエレベーターが使えない場合や、クレーンでの吊り下げ作業が必要になるケースでは、追加料金が発生することがあります。

新居についても、どの部屋にピアノを置くのか、ドアの幅や搬入経路の広さはどうかなど、具体的な設置場所を事前に決めておくのがおすすめです。

雨の日・悪天候の対策について問い合わせる

ピアノの引越し当日が、雨や風の強い天候だった場合、作業に大きな影響が出ることが想定されます。

ピアノは木材や金属が使われているため、湿気や急激な温度差に弱く、搬出入の際に濡れてしまうと音質や外装に悪影響を及ぼす可能性もあります。

天候によるリスクを減らすために、事前に業者へ「雨の日の対応はどうなるのか?」を確認しておくと安心です。

例えば、防水カバーやシートを使ってくれるのか、クレーン作業が中止になる場合の対応はどうなるのか、日程変更が可能かなど、業者ごとに対応は様々です。

見積もり段階でしっかり確認しておけば、万が一のときも落ち着いて対応できます。

調律・クリーニングも一緒に頼めるか確認する

ピアノを引っ越し先へ運んだあとは、調律が必要になるケースがほとんどです。

運搬時の振動や新しい部屋の環境によって、弦が緩んだり、音の響きが変わってしまうためです。

さらに、ピアノの表面や内部には長年のホコリや汚れが溜まりやすく、引っ越しのタイミングでクリーニングを行うと、見た目も気持ちもすっきりします。

業者によっては、ピアノの運送と合わせて調律やクリーニングも対応しているところがあります。

費用やスケジュールの調整もしやすくなるので、オプション等がセットで頼めるかどうか、見積もり時にあわせて確認しておくといいでしょう。

お客様の声

ピアノの引っ越しの業者選びで迷わないために

ピアノの引っ越しをお願いする業者を選ぶときは、料金の他にも、サービスの中身や対応の丁寧さ、補償の有無なども気にしておきたいところです。

比較ポイントは「料金+サービス内容」

ピアノの引っ越し業者を選ぶときは、料金の安さだけで判断してしまうと、後々後悔することもあります。

大切なのは、費用に見合ったサービスがきちんと提供されるかどうかという点です。

例えば、搬出・搬入時の養生の丁寧さや、運搬に使う専用機材の有無、設置時のサポート、引っ越し後の調律案内など、業者によって対応内容にはかなり差があります。

見積もり金額に含まれる内容をしっかり確認し、「安いけれど最低限のことしかやってもらえない」という状況を避けるようにしましょう。

万が一のために補償内容もチェック

ピアノの運搬は非常に繊細な作業なので、たとえプロの業者でも100%事故がないとは言い切れません。

搬出入の途中でピアノが傷ついたり、壁や床にキズがついてしまったりするリスクもゼロではありません。

万が一の事故に備えて、業者がどのような補償制度を用意しているかは、事前に必ず確認しておくべきポイントです。

補償の対象範囲や、どのようなケースで適用されるのか、対応の流れなどをきちんと把握しておけば、いざという時にも落ち着いて対応できます。

「保険に加入している」と記載されていても、補償金額や内容に違いがあるため、細かいところまで質問しておくと安心です。

トラブル時の対応力で業者の質が分かる

ピアノの引っ越しでは、到着が遅れたり、段差対応に予想以上の時間がかかったりと、現場での予想外の出来事は少なくありません。

そんなとき、スタッフが冷静かつ柔軟に対応してくれるかどうかは、業者の信頼性を判断する際に、大きなポイントになります。

実際にトラブルが起きたときに、現場の判断で臨機応変に対応してくれる業者は、経験豊富であることが多く、安心して任せられます。

口コミやレビューの中にも、対応の良し悪しが書かれていることがあるので、見積もりの前にチェックしておくと良いでしょう。

保管サービスを利用したいときは?

引っ越しの日程が合わず、一時的にピアノを預けておきたいというケースも考えられます。

そんなときに便利なのが、保管サービスに対応している業者です。

業者によっては、専用の保管倉庫で温度や湿度が管理された環境を用意しているところもあり、大切なピアノを安心して預けることができます。

保管期間や料金体系、引き取りや再搬入の対応日など、事前に細かく確認しておくことで、スムーズに段取りが進みます。

また、保管中の調律サービスや、湿気対策などのオプションを用意している業者もあるため、コンディション面を踏まえて比較検討するとよいでしょう。

ピアノの買取に対応している業者もある

「引っ越しの機会にピアノを手放したい」という方には、買取対応がある業者を選ぶことをおすすめします。

ピアノの状態や種類によっては、数万円~十数万円で買い取ってもらえるケースもあります。

買取を行っている業者であれば、査定から運び出しまで一括で対応してくれるため、別途リサイクル業者を探す手間が省けるのも魅力です。

状態によっては値段がつかない場合もありますが、無料で引き取ってくれることもあるので、見積もり時に相談してみると良いでしょう。

古くてもまだ音が出るピアノであれば、海外向けに需要があるケースもあり、思わぬ価格がつくこともあります。

まとめ

ピアノの引っ越しは、家具や家電とは違って、少し特別な配慮が必要になります。

ピアノの種類によって運び方や料金が変わるだけでなく、階段や搬入経路の状況、当日の天気なども大きく影響してきます。

補償や調律、保管サービスの有無といった細かい部分までチェックしておくことで、より安心して任せられるようになります。

気になる業者には遠慮せず質問して、自分に合ったプランを見つけていきましょう。

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